吹田市北千里アルプス鍼灸整骨院の大岩根です。

今回は変形性股関節症についてお話しさせて頂きます。

股関節は体の中で最大の関節です。球関節といって、ボール状の大腿骨頭が臼蓋という骨盤のくぼみにはまりこんでいる関節です。球関節の特徴は可動性が大きいことです。大腿骨骨頭の少し下の部分は頚部といい、少し曲がっています。これはレバーアームを生み出すために有効な構造となっています。頚部の外側には大転子という骨の出っ張りがあり、そこに中殿筋という筋肉が付着しています。この中殿筋は片足で立ったときに骨盤を支持する重要な役割を持っており、この筋肉が弱ると片足立ちしたときに骨盤の反対側が下がり、バランスを崩します。そのため、身体を起立側に傾ける必要が生じます。この歩行形態をトレンデレンブルグ(Trendelenburg)歩行といいます。

股関節の軟骨がすり減った状態を変形性股関節症と言います。明らかな原因がなく股関節症を起こしたものを原発性股関節症と言いますが、これに対して何らかの原因があって股関節症を来したものを続発性股関節症と言います。我が国では臼蓋形成不全と言って、骨盤側の臼蓋が生まれつき(あるいは成長とともに)浅くなっていることが原因で、それにより骨頭にかかる負担が大きくなったために軟骨が傷んで起こるものが多く、全股関節症の約7,8割を占めているとされます。臼蓋形成不全の多くは乳児期の先天性股関節脱臼の既往があります。30年ほど前から先天性股関節脱臼の発生頻度は低下してきていますので、将来的にはもう少し減少するかも知れません、臼蓋形成不全に対する予防や乳児期の治療によって将来的な変形性関節症への以降を減らすことが出来ればよいのでしょう。

当院では指圧やESー530、インソール療法、運動療法などで、股関節の痛みを軽減させ、治療していきます。

股関節に痛みがある場合は、当院へご相談下さい。

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アルプス鍼灸整骨院
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