吹田市北千里アルプス鍼灸整骨院の大岩根です。
今回はルーズショルダーについてお話しさせて頂きます。
ルーズショルダー(肩関節不安定症)とは?
肩関節不安定症(ルーズショルダー)は、
野球やソフトボールなど投球動作の繰り返しによる、肩の酷使投球などが原因で、徐々に肩の関節が緩んでしまった状態のこと。
スポーツ中ではなく日常生活中でも、肩がはずれそうな感じや脱力感、痛みやうずきを感じるようになってしまいます。
野球・ソフトボール以外にもテニスやバトミントンといったラケット競技、バレーボール・ハンドボールなどのオーバーヘッドスイングがある競技でよく見られますが、スポーツ選手以外にも生まれつき肩の関節がゆるい場合もあります。
ルーズショルダーになる原因として、まず肩関節の構造上の問題が存在します!
肩関節は小さなソケット状のお皿に大きなボールがはまりこんだ形をしており、
基本的には360°まわる構造をしています。
身体の中で可動域が一番大きい関節であるがゆえに不安定になっているといっても過言ではありません。
身体の他の部位と違って重力によりいつも腕が引っ張られている点や投げすぎや姿勢の悪化で肩が前に出てしまうことで関節のはまりが悪くなる点も肩の不安定性に影響します。
次に筋肉の問題があります。
肩の周辺には大きな力を出すアウターマッスルと、関節の動きを安定させるインナーマッスルがいくつかあります。
元々インナーマッスルは弱い方が多く、使いすぎによって消耗するとさらに弱くなってしまいます。
逆に肩(三角筋)や胸(大胸筋)などは見た目がかっこいいため熱心にトレーニングすることが多いですが、頑張りすぎることでアウターマッスルばかりが発達して差がどんどん大きくなることも。
このアウターマッスルとインナーマッスルのバランスが悪くなると、テコの原理により肩がはずれやすい方向に動いてしまうのです。
ルーズショルダーの対処方は主に運動療法を図ります。
先にも登場した「インナーマッスル」を機能させていく事が重要であり
「棘上筋」「棘下筋」「小円筋」「肩甲下筋」
という4つの筋肉のトレーニング。
さらにスポーツごとにどの運動で肩をルーズショルダーにしてしまっているか分析し、肩に負担のかかりにくい状態に改善をはかることが基本的な対処法となります。
当院ではその他、ESー530の特殊治療で筋肉の緊張を緩めたり、指圧などでより運動効果を上げる治療をしていきます。
ルーズショルダーなどの症状は1度当院へご相談下さい。
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