吹田市北千里アルプス鍼灸整骨院の大岩根です。
今回は肘の障害である野球肘についてお話しさせて頂きます。
野球肘とは、投球動作の繰り返しによって肘関節に生じる疼痛性障害の総称で、その中には肘関節の多くの病変が含まれます。
<内側側副靭帯損傷>
投球動作の繰り返しにより、肘の外反(外側に広がること)を制御する内側側副靭帯が障害され発症します。スノボーやラグビーでの転倒のような1回の外力で靱帯が完全に断裂する場合と異なり、野球肘では繰り返す牽引により靱帯が「伸びた」状態になっていることがほとんどです。これは、靱帯の小さな断裂の繰り返しや変性(靭帯組織の劣化)によるもので、劣化したゴムに例えられます。成長期においてはまだ完全に骨化していない内側上顆の内側側副靭帯付着部に骨軟骨障害(剥離骨折)が生じ、成人後は内側側副靭帯自体に断裂が生じます。
主な症状は投球時の肘関節内側の痛みです。とくに、コッキング期から加速期に痛みが起こります。日常動作では無症状のことがほとんどですが、重症例では日常動作で肘の不安定感(ぐらつく感じ)、痛みを訴えるケースもあります。また、頻度は低いですが、不安定性により肘の内側を走行する尺骨神経が障害され、手の小指側にしびれや感覚障害が生じることもあります。
当院では原因を見極め、ESー530の電気治療やアイシング、テーピング、手技など様々な方法で治療していきます。
スポーツ障害や肘の痛みは吹田市北千里アルプス鍼灸整骨院へご相談ください!
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